masterpiece

レポ


2003/11/01 富山県高校演劇研究発表大会-1


これは僕と友人が独断偏見で感想を書いたモノです。大したことは書いていませんが。

言っておきますが僕は富山県が好きですし、だからこそレポを書きました。
しかし不快に感じる方も居られるかもしれません。

苦情等は管理人までメールでお願いします。


上演



一校目・呉羽高校「It's a wONEderful world」

 20XX年、地球がもう住めない星になってしまい月に移住することになった。 しかし父の思い出の夏祭りを最後にやろうと思ったルナ7人は移住ロケットに乗り遅れてしまう。 だが業務用のロケットが1台残されており、それで月に行くことに。 しかし定員はあと六人。一人が地球に残ることに・・・

 最初の近未来的音楽は良かった。何かが始まるような感じがした。 しかし幕が開いて少しがっかりだったような気がする。 場所が何処だかわからなかったし、変な寂しさがあった。 台詞で説明しているが納得には至らなかった。 説明といえば誰かさんは「説明しすぎ」といっていたが私は足りないような気がした。 もとい、「無駄な説明」が多かったのかもしれない。 そのため「地球が危ない」という緊迫感が感じられなかった。 だから「ロシアンルーレットの怖さ」が感じられなかった。 例えば具体的に誰かの死に様を響く(残る)ように語ったり、破滅の音を入れてみたりと 「地球を今すぐ棄てなきゃいけない」「だから最後に夏祭りだけでも・・・」の感を出せばよくなったと思う。 「音無し山」という設定は面白いがそのせいか舞台全体が暗かったりマイナスの面も多かった気がする。 しかし時間経過とともに変化するホリゾントの色が、 「夕焼け(赤)→誰が残るかを争っている」「夜(青)→おばあちゃんの孤独」のように表していて面白かった。(偶然だろうか?) 裏腹な悪口が多いおばあちゃんに泣きそうになった。
好みになるかもしれないが、最後のみんなのはけ方はにはもう少し気を使って欲しかった。 石段の上から帰るなどして、普通のはけ方と区別をすれば更に際立ったのではないか。
 


二校目・桜井高校「Black Box」

 ネット上にあるうわさが流れていた。 そのうわさはあるお金持ちが一つの黒い箱を残して死んだ。というもの。 その箱の中身を求めて人間が集まった。 しかしそれぞれが箱の中にあひってるというものは違っていた。 箱の中身はいったい何なのか・・・

 あるべき勢いとテンポが死んでいて素直に笑えないネタが多かった。 感情やキャラの登場に合わせてホリゾントの色を変えるのは分かりやすいが無駄だ。 キャラと演技がしっかりしているだけに残念だ。もっと他に伸ばすところは無かったのか。 他にも急に「お父さんの家だった」「北朝鮮人と知り合い」など突拍子もない展開は去年(クローバー)と同じだ。 言っては悪いが、本当に「戦争」を描きたかったのだろうか。むしろ描く必要があったのだろうか。 それぞれの欲望を秘め集まった人々という設定を利用して「欲望のむなしさ」等を描いた方が良かったのでは。 最後に、ラストが分かりづらい。
 


三校目・井波高校「ブランコの唄」

 ある公園のある1日の風景を描いた作品。 朝、ラジオ体操をし、おしゃべりをする老人たち。 突然出て行った母を待つ小学生の姉妹。女子高生・・・ 淡々と進む時間の中でそれぞれの風景が絡まっていく・・・

 地区大会でも見せてもらったが、地区大会から断然良くなっている。 地区大会ではそれぞれの風景がバラバラで、「で?どした?」という感じに終わってしまった。 今回は風景が上手に混ざっていた。見せたい物が見せれたのではないか。 ただ女子高生についてだが、他の登場人物についてははっきりとした色分けがなかったのに 女子高生だけは、自分の事を「俺」と呼ぶ子、理屈っぽい子、とははっきり色が分けられている。 そのため、それぞれの説明で時間を割き関係がおろそかになってしまってはいなかっただろうか。
つづき